大弛峠〜金峰山 2018.09.07

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先週末、楽しみにしていた燕山荘宿泊登山は悪天候のために中止。今週天気が良ければ八方尾根から唐松岳に登りたいと思っていたが、またしても秋雨前線が日本列島に横たわり、計画は断念。しかし、奥秩父の山は比較的良い予報が出ていたので、大弛峠(おおだるみ)まで車であがり、金峰山に登ることにしました。

 大弛峠は山梨から長野へ奥秩父連峰を横断する峠で2360mの高所。これは車で超えられる峠道で、日本一の標高だそうだ。凄いですね!車で2360ですよ。雲取より300mも高い。
ここから2595mの金峰山へ。標高差は僅かに300m。軽いお散歩コースかと思いきや、縦走になるので、結構なアップダウンがあるし、岩岩してる所も多くて、なかなか歩きごたえのあるコースでした。


土曜の夜に車で家を出発して、深夜2:00に峠に到着。笹子トンネルの手前辺りから降り出した雨は峠道に入っても降り続き、加えてガスが立ち込めていて、運転には神経を使いました。しかし、帰りに明るい時間に通ったら、道幅も広いし路面も良く、登山道に向かう林道としては、かなり走りやすい方では無いかと思われました。あまり危険な感じなところもありませんでした。


真っ暗、いや真っ白な深夜の峠道は野生の王国でもありました。車の直前を悠々と横切って行った鹿が2頭。狐1頭。テンみたいな感じの小動物が2頭。カエルも1匹いました。


深夜の峠の駐車場は、雨にもかかわらず、私の着いた10分後には満車。でも、ここの峠道は比較的幅が広いので、路駐もOKみたいでした。
この牧丘林道は「雁坂峠越え秩父往還」で毎度お馴染みの牧丘町から32キロ延々と伸びていて、所要1時間15分ほど。さらに長野側に非舗装の悪路を下ると、「野辺山ウルトラマラソン」でお馴染みの川上村に通じています。あの馬越峠を下りきってぶつかるT字路。あそこのすぐ近くに出るのです。この大弛峠を越える林道が、実は秩父往還と野辺山を繋ぐ道だったなんて面白いですね。


さて大弛峠での車中泊。寝ていた時間は約3時間だけど、深夜の峠は静かだったので、熟睡出来ました。毎日アルペン号はほとんど眠れなかったので、その点では良かったです。


見たいと思っていた五丈岩!  凄い存在感でしたが、ガスに霞んだ五丈岩になってしまったのは残念!その上もの凄い強風が吹き荒れていて、ゆっくり出来なかったので、また登ってみたいです。今度は富士見平の方からテン泊を兼ねて来てもいいかもしれません。


雨が降らなかったのは幸いですが、真っ白なガスは終始晴れることはなく、展望が楽しめなかったのは残念。このコースは元々展望もないし、もうこれでいいかな。大弛峠に来るとしたら、国師ヶ岳と奥秩父最高峰の奥仙丈ヶ岳かな。ここなら1時間で登れるから、のんびり登るのも悪くない。

 

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(標準コースタイム 大弛→金峰 2時間30分  金峰→大弛 2時間)

 

 

 

早朝の大弛峠駐車場回復を祈ってしばらく待機。

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公共交通機関は1日2便の乗合タクシーのみ。

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金峰山へはここから

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台風の影響か、倒木が多く歩きにくい。

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今朝までだいぶ降ったので、足元は悪いf:id:conablo:20181013180829j:image

朝日峠

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朝日岳の手前には、こんな岩岩エリアも

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基本的に、尾根を行く縦走

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金峰山山頂

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山頂付近は大きな石が無造作に積み上げられたような感じだ。岩というより大きな石ころなの、で滑りやすく歩きにくい。

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山頂のそばに、あの五丈岩。
圧倒的な存在感だ。

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この日は霧に加えて強風が吹き荒れていたが
、風を避けて岩の下で休憩する人達。

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山頂は向こうの小高い所。

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その後も天候回復する事なく、見えるのは近くの木々だけで、展望は無し。

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大弛峠に戻り車に乗り込んで空を見上げると、国師ヶ岳方面は快晴だった。ちょっと悔しい。

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帰り道、車窓からは富士の姿も!
あ〜あ。

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帰宅時の走行距離は407キロでした。

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