2019野辺山ウルトラ100

7度目の挑戦となる2019年の野辺山は、馬越峠の関門に捕り、終了となってしまいました。完走どころか2017年の結果すら超えられなかった事はとても残念ですが、この結果は受け止めなくてはいけません。完敗でした。

 

f:id:conablo:20190526090853j:plain

関門時間17:00に6分、間に合わず。 


これまでは何度失敗しても、その日のうちに来年のリベンジ宣言をしていたと記憶しています。しかし今回は来年の野辺山挑戦について、今はまだ明言することが出来ません。

 
馬越峠の登りに苦しみながら、峠の関門に間に合わないことを自覚した頃、「もう私には、野辺山の完走なんて無理なんじゃないのか」と情け無い思いが頭をよぎった事は事実です。過去6回の挑戦で最もゴールに近づいた2017年。残り15キロくらいだったでしょうか。今回は残り21キロを残しての関門アウトです。

 
道中これと言ったトラブルはなく、エイドロスも2017年と同様に最小限でした。走った区間と歩いた区間で言えば、むしろ今回の方が走った区間が増えていたと思います。しかし、結果は2017年に通過出来た馬越峠が越えられなかったのです。

 

1. 途中通過タイムからの分析

50キロ小海エイドの到着タイムで比較すると、6時間37分は14分も遅れています。完走プランからはなんと31分の遅れでした。もうこの時点で致命的な遅れが生じています。感覚的には2017年と同じような感覚で走ってきたのに、タイムは大きく遅れてしまった。これは走るペースそのものが、大きくダウンしてしまっていると言う事になります。

 
少し時間を遡ると、実は1月27日の若潮ラソンのゴールタイム4時間54分は、若潮のワースト記録でした。そして3月3日に走った東京マラソンは4時間52分。これは2017年のほぼ同時期、3月12日の古河はなももマラソンの4時間24分よりも28分遅い事になります。

 

このフルマラソンでのタイムの大幅な落ち込みは、かなり衝撃的でした。2ヶ月半後に迫る野辺山。完走は相当に厳しい状況にある事を自覚しました。その後もなんとか走力の回復を図りたいとギリギリまで練習を続けましたが、間に合わなかったようです。

 

42キロで28分遅れていた東京を考えると、50キロで14分の遅れ。71キロ馬越峠で、2017年より約10分の遅れだった野辺山は、むしろ健闘したと言えるのかもしれません。しかし大事なことは2017年のペースではなく、ゴールする為のペースです。完走ペースは50キロを6時間6分と考えていました。それには今のタイムから、50キロでなんと31分も短縮しなくてはなりません。

 
ペースに換算すると、31分/50キロ=37.2秒/キロと言う事になります。キロ37分の短縮!そんな事が果たして出来るのか?  厳しい数字だと思います。野辺山のゴールはイメージだけでは無くて、本当に厳しいのだと思い知らされます。

 

 2.来年の野辺山は?


しかし、これまで続けてきた野辺山への挑戦。これを諦める事は出来そうにありません。来年の野辺山については、今はまだなんとも言えませんが、まずはフルマラソンでのタイム回復を図らなくてはいけませんね。フラットな東京で4時間52分では、話になりません。2017年当時は、サブ4復活も目標に掲げていたのですが、いつのまにかその意識が後退してしまっていたようです。

 

まずは11月の筑波で2017年の古賀はなもものタイムである、4時間24分を目標に掲げようと思います。

そしてアップダウンのある1月の若潮で、2012年に出した若潮のベストタイム4時間19分を目標にしたいと思います。

 


この2つの目標達成は相当に高いハードルだと思いますが、まずはそこからですね。

その目標が達成出来た時に初めて、2020年の野辺山をどうするか、改めて考えたいと思います。

f:id:conablo:20190526092516j:plain

am3:00前に会場到着。当日受付前に記念撮影。

f:id:conablo:20190526091843j:plain

スタート前、混雑する体育館。

 

f:id:conablo:20190526091916j:plain

スタートを待つひと時。

 

 

f:id:conablo:20190526092551j:plain

昨年10月の台風の被害で、今年はコースが変わり、ここ馬越峠が最高地点だ。

 

f:id:conablo:20190526092638j:plain

眼下に広がる川上村の風景。白く見えるのはビニールハウス。ここから先に進めないのがなんとも悲しい。