1-1東海道53次の旅 日本橋出発編

日本橋を起点に京都まで伸びる、旧東海道
道フェチを自覚する私にとって、いつかは辿ってみたい道。
しかし、いつかはって、いつだ?
いつかはなんて言ってないで、思った時にとにかく始めよう!
と思ったのが今年の1月。
 
もちろん一気に京都まで行くのは、体力的にもスケジュール的にも無理なので、少しずつ刻んでの実行です。
まずは1泊2日で日本橋をスタートして、平塚か大磯あたりまでとのもくろみで、2021年4月24日に旅を始めました。
 
京都まで旧道を辿って全行程、約500キロです。1日にどのくらい進めるのか。ちなみに江戸時代の旅人はどのくらい歩いたのかと言うと、日本橋から保土ヶ谷宿までが33キロ、さらに戸塚宿までだと42キロになるそうです。初日戸塚宿まで行く人が多かったようで、そうなると時速5キロで歩くとして8時間半くらいかかることになります。時速4キロだと10時間半。実際この時代の旅は、毎日朝暗いうちにスタートして日暮れまでに宿場に着くという旅だったようです。それを毎日って大変ですね。1日40キロでも京都まで12日になります。江戸時代の人たちは、なかなかの健脚だったのですね。
 
さて私は一応ランナーですので、どのくらい行けるのか。ウルトラマラソン的に考えれば1日100キロとは行かなくても、40~50キロくらいは行こうと思えば行けるのだろうか。しかし、折角なら史跡を訪ねながら、写真もゆっくり撮って旅を楽しみたいもの。軟弱な私としては、出来ればゆる~く行きたいものです。と言うことで、最初の2日間で、大磯辺りまで行ければいいかなと言うアバウトでゆる~い計画でスタートしてみる事にしました。日本橋から大磯宿まで68.7キロほど。一日34キロちょっと。これなら遊びながらでも余裕で行けそうですよね。
 
こうして、記念すべき第一回東海道53次の旅がスタートすることになりました。
折しも、東京に緊急事態宣言の発令される前日の出発です。もちろんマスク装備でそそくさと日本橋を出発しました。朝の日本橋、晴天です。はるか500キロ先の京都三条大橋めざして、第一歩を踏み出します。新しい出発はとても嬉しい。
しかし、一体京都に着くまで何年かかるのでしょうか?
 

早朝8:00出発。 清々しい朝。

東京市道路元標。標識は神田寄りの歩道に面しているけれど、本物は車道の真ん中センターライン上にあります。
 
(続く)