新穂高~双六岳〜三俣蓮華岳 2019.07.27〜30 ①(初日編)

双六小屋のテン場に2泊し、双六岳(2860m)と三俣蓮華岳(2841m)に登る。
新穂高まで竹橋から夜行バスで移動し、初日は小池新道で双六小屋まで登りテン泊する。
北アルプスへ来るのは2017年9月の中房温泉~燕岳以来2度目になるが、その時は日帰りだったので、北アルプスで宿泊するのはこれが初めてとなる。
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                                                  (地理院地図)
 
 
 
🔵前日  (7/27)   竹橋〜新穂高
 
7月27日(土曜日)  竹橋発22:30の毎日アルペン新穂高温泉行きに乗車する。予約したバスのシートは3列タイプだ。3列シートのバスに乗車するのは初めてだが、シートの幅も前後の間隔もゆったりしていて素晴らしい! 一昨年中房温泉までの夜行便に乗車した時は殆ど眠れなかった記憶があるが、今回は結構眠れていた気がする。値段も割高だが、一度乗ってしまうと病みつきになりそうだ。

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テント2泊の装備ともなると、荷物も大きくなるし、当然重くもなる。測ってみたら15.5kgほどあった。これに水1Lを加えると、16.5kgになる。明日はこれを担いで、双六小屋まで最大標高差1560mを登るのだ。
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🔵初日 (7/28)     新穂高〜双六小屋
 
 
翌朝6:15頃に、バスは登山口となる新穂高温泉に到着した。新穂高センターで登山届けを出し、トイレに行ったり朝ごはんのオニギリを食べたりして出発の準備をする。しかし天候は小雨。山はガスで真っ白だ。上下とも合羽に身を包み、覚悟を決めて出発した。
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ゆるい登りの林道を歩く事約1時間で、わさび平小屋に到着。
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わさび平小屋から先も、暫くは林道を進む。
すると林道を雪渓が塞いでいて、そこを迂回するようにして雪渓の末端を通過して行く。雪渓の厚みが凄い。
今年は雪渓がまだ多く残っているようだ。
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この先小池新道入り口からいよいよ登山道となって、石のゴロゴロした道をひたすら登る。急登というわけではないが、テン泊の荷物を背負っての登りはなかなかきつい。
 
時々振り返りながら登る。
中央に見える橋の所から、登山道に入り登ってきた。
 
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秩父沢出合で沢を超える。
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鏡平小屋に到着。ここは槍・穂高を真近に臨める場所として有名な展望ポイントだが、今回は何も見えず。2日後の帰路に期待しよう。
ここから双六小屋までコースタイムで2時間10分ほど。標高はもう2300m。この日の最高地点が2622mなので、あと300mちょっとだ。
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弓折乗越で、双六から笠岳に伸びる稜線に到達。ここから双六までは、小さなアップダウンを繰り返しながら稜線を進む。
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雷鳥の親子に遭遇。可愛らしい子どもの雷鳥も肉眼では捉えたが、カメラには捉えられず。
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ようやく双六小屋の姿が見えてきた。あと少しだ!
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だんだん近くなる今日のゴール、双六小屋。
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小屋の手前に広がるテン場。
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到着後、さっそくテント設営。今年購入のプロモンテVL26、実戦デビューだ。2人用という事で幅が1200mmあるので、十分なスペースがあり快適だ。
双六のテン場は砂地のようなところなので、ペグは効かない。手頃な大きさの石が沢山転がっているので、それを使用して張り綱を固定した。
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結局、初日はほとんど雨に降られて展望も楽しめず、ひたすら登りという修行のような一日であった。
夕方になっても雨は上がらず、夕食の支度もテントの中でと言うのは残念。明日の天候回復を期待して、早めに就寝した。